山田 優さん #1 山田 優さんインタビュー(相原絵里子 役)

満を持しての初主演作品、まずは意気込みをお願いします

 すごくドキドキしています。初主演ですが、あまり気負わず、いつも笑顔でいられる現場を作っていきたいと思っています。お芝居の面では、いままで演じたことのないような役なので、試行錯誤しながらやっています。台本がとても面白いので、その面白さを映像にも出し、観ていてパワーを感じられるようなものを作っていけたらいいなと思っています。

実際にクランクインしてみての手ごたえは?

 キャストもスタッフも含め、みんなのチームワークがすごくいいです。前室(スタジオ横の控室)でスタンバイしている間に、みんなでリハーサルをしながら出番を待ったりして、一体感がありますね。きっと出来上がりもいいものになっているんじゃないかなと思います。

座長として心掛けていることは?

 みんながこの作品に参加してよかったと思ってもらえるような現場にしていきたいですし、何でもみんなで話し合える現場になればいいなと思っています。あとは、自分が主演であることを意識し過ぎてしまうと、緊張したり、プレッシャーに押しつぶされそうになってしまうので、そういうことはあまり考え過ぎずに、撮影を楽しみながら参加するようにしています。共演者の方々もスタッフのみなさんもすごく優しくて、仲間という感じでチームワーク良く撮影をしているので、自分も自然体でやらせて頂いてます。

共演者のみなさんに対する印象はいかがですか?

 みなさん、本当にお芝居が上手なので、毎日現場に行くのが楽しみなんです。そんなみなさんに負けないように絵里子というキャラクターを作っていかなければいけないし、「私ももっと頑張らなきゃ! 置いていかれちゃいけない!」と思っています。特に、母親役の渡辺えりさんは、シーンを重ねる毎に、本当に“母ちゃん”そのもので(笑)、細かい表情や動きもすごく面白いですし、勉強になります。あと、塚地さんにはこの作品に参加している間に、少しでも健康になってもらおうと思って、禁煙を勧めたり、身体を動かしてもらうようにしたりしています(笑)。

演じていて難しい点や、特に気をつけていることなどはありますか?

 絵里子は本当に感情豊かで真っ直ぐな子なので、振り切った喜怒哀楽の表情をどう出していくかに難しさを感じてます。家族の関係性や、塚地さん演じる丈一との距離感ややりとりの感じを掴むのにも苦労しました。でも、それができてからは、すぐに役に入れるようになりました。えりさんとは今回初めて共演させていただくのですが、絵里子と母ちゃんの強い絆をその場だけで作るのは難しいなと思っていたので、えりさんとは普段からドラマに関することだけではなく、いろいろな話しをさせてもらっています。

絵里子に共感する部分やご自身との共通点はありますか?

 家族をとても大事にしているところは似ていると思います。相原家はお父さんがすごく自分勝手で自己中心的でしたが(笑)、小さい頃にお父さんに絵を褒めてもらってすごくうれしかった想い出があったり、家族の絆がとても強いんですよね。私の家も、父が単身赴任でなかなか会えなかったりしても、私が仕事をしていることや習い事をしていたことを褒めてくれたり、東京に出てきたことを応援してくれているので、似ているなと思いました。あと、絵里子の夢に対する一途な思いもよく分かります。

絵里子のように「“崖っぷち” に立っている!」と思うような体験はありましたか?

 私はわりと安全な道を歩いている気がします。直感で判断するんだけど、何事にも慎重なんです。西原さんの著書を読んで「ちょっとでもいいから、その精神力が欲しい!」って思いましたね(笑)。ただ、西原さんが経験した貧乏生活にはかないませんが、上京したばかりの頃は給料日前の金・土・日を200円で生活したこともありました。渋谷から家まで1時間半くらいの道のりを歩いて帰るとか、モヤシだけの食生活とか(笑)。実は給料が入るたびに沖縄に帰っていたので、お金がすぐになくなってしまったんです。

女優としてキャリアを重ねてきての初主演、このタイミングについてはいかがですか?

 このタイミングがよかったのかどうかはわからないです。でも、相原絵里子という役をいただいたこと、この題材をいまこの時期にできるということはすごくよかったなと思っています。自分の殻をどんどん破って、みなさんの持つ山田優のイメージを崩していきたいと思っていたので、いままでに演じたことのない絵里子のような役を演じられるのはとてもうれしいですね。絵里子みたいなエネルギッシュな若者が少ないいま、目の前にどんなに壁があっても乗り越えていく、くじけそうになっても、そこから何かを学んで這い上がっていく姿は、ドラマを観ている人にすごく力を与えると思うので、この時期にこの作品をやれたことはすごくいいことなのかなと思います。演じていても、とても気持ちがいいです。

ドラマを楽しみにしている視聴者のみなさんへのメッセージをお願いします

 温かい気持ちになったり、クスっと笑える作品です。悩みがあったり、なかなか前に進めない方も、エネルギッシュな絵里子を観ることで、少しでも元気が出るスパイスに感じてもらえたらいいなと思います。また、家族の絆を感じたり、前進する勇気をもらえる作品だと思うので、みなさんにもそういう風に思ってもらえたらうれしいです。今年も暑い夏になると思いますが、みなさん体調を崩さないように、このドラマを観て、もっともっと熱くなって、元気になってもらえたらいいなと思います!